コンビニ大手が水素ステーション併設。新店舗をセブンが岩谷産業と共同

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今回はコンビニの多様化について注目したいと思います。

 

2月10日(水)、数々の水素ステーションを開設している岩谷産業株式会社(以下、岩谷産業)とコンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン)が共同して、全国初となる「コンビニ併設型、水素ステーション」を愛知県と東京都の2箇所に開設しました。

昨年、2015年秋頃に上記2社が合意し、実現しました。

 

水素ステーションは計画段階のものを含めても、全国で80箇所程度しかありません。そのうち岩谷産業は移動式、水素ステーションを含めた、16箇所ものステーションを開所しています。

 


 

セブンと岩谷産業、それぞれのコンセプト


 

まずは、セブンイレブンと岩谷産業のコンセプトに注目してみましょう。

 

岩谷産業は「石油に代わる新エネルギー。水素をエネルギーとした社会の実現」をコンセプトに、全国で水素ステーションの建設、運営を行っています。

今後5年で水素自動車の注目度はますます高まり、水素ステーションなどのインフラ整備の普及率が高くなるほど、岩谷産業の目標とする社会が実現していくことでしょう。

 

一方、セブンイレブンホールディングスでも「環境に配慮した企業活動」をコンセプトにしているようです。

セブンイレブンでは、近くて便利な店舗をめざしていくなかで、環境に配慮した省エネ店舗の設置に現在は力を注います。

 

セブン・水素ステーション

出典:https://www.webcartop.jp/2016/02/33588

 

サービスや商品だけを追求する利益至上主義に走るのではなく、環境問題にも取り組んでいくことで、企業としての社会的責任を果たし、「地域に根付いた企業活動をおこなってくこと」を目標に掲げています。

 

双方ともに、環境問題に焦点を当てたコンセプトですね。今後、環境問題はますます注目されると思います。どう向き合っていくかで、その後の企業活動に大きく影響することでしょう。

CSR活動と最近ではよく耳にするようになりましたが、現在では、さまざまな企業が積極的にこの問題を取り組んでいます。

 

コンビニ弁当の廃棄など、なにかと問題になっているコンビニ業界。

なかなか良い意味での目立った活動ができていないようにも思えましたが、これを機に変わっていくといいですね。ちなみに、セブンイレブンとしては、2015年から今後3年間で10店舗~30店舗ほどステーションと一体型の店舗を増やしていきたいと考えているようです。

 


コンビニ併設型、水素ステーションについて


つぎに、愛知県と東京都で開所した水素ステーション併設のコンビニの店舗をご紹介します。ちなみに、この水素ステーションですが、水素自動車を1台あたり約3分程度で充填できます。電気自動車の急速充電が30分くらいかかるので、それに比べるとかなり早いですね。しかし、ガソリン車よりすこし遅いかもしれません。

ちなみに、関西国際空港には国内初の空港併設型の水素ステーションがあります。コンビニ型以外にも空港といっしょのものまであるんですね。

関西空港

出典:http://oneheat.jp/?p=304

 

もしかすると、自動車学校併設型の水素ステーションができ、その自動車学校では、「水素自動車で教習が受けられる」なんてサービスも出てくるかもしれませんね。

それでは、それぞれのステーションをみていきましょう。

東京都

店舗詳細

  • セブンイレブン店舗名:セブン-イレブン大田町池上8町目店
  • 水素ステーション名称:イワタニ水素ステーション 東京池上
  • 住所:東京都大田区池上8-16-5
  • 店頭での水素販売価格:1kgあたり1,188円(税込)
  • <水素ステーション>
  • 営業日と営業時間:月曜日~金曜日 9:00~17:00まで
  •     〃   :土曜日 9:00~13:00まで
  •     〃   :日曜・祝日 休業日
  • <セブンイレブン>
  • 営業日と営業時間:24時間/年中無休

 

愛知県

店舗詳細

  • セブンイレブン店舗名:セブン-イレブン刈谷一里町店
  • 水素ステーション名称:イワタニ水素ステーション 愛知刈谷
  • 住所        :愛知県刈谷市一里町深田3-3
  • 店頭での水素販売価格:1kgあたり1,188円(税込)
  • <水素ステーション>
  • 営業日と営業時間:月曜日~金曜日 9:00~17:00まで
  •    〃    :土曜日 9:00~13:00まで
  •    〃    :日曜・祝日 休業日
  • <セブンイレブン>
  • 営業日と営業時間:24時間/年中無休

 

どうやら、コンビニと併設ってだけで、水素ステーション自体の営業は、その他の場所で営業している水素ステーションと変わりないみたいです。私もこの情報をみたときは、年中無休で24時間営業の水素ステーションができるのかと勘違いしていました。調べてみるとそうではないようです。

 

すこし残念ですが、コンビニのような24時間営業の水素ステーションができるのは、まだまだ先のようです。

この問題が解決されれば、水素自動車の需要も今より高まることでしょう。逆をいえば、水素ステーションの数もそうですが、営業時間や営業日の問題が解決されなければ、需要もなくなり、衰退していくと思います。

 


統計で見る、なぜローソンではなくセブンなのか?


なぜ、ローソンではなくセブンイレブンなのか?セブンと組む狙いとは?店舗数・シェア率・売上高の観点から理由を考えてみたいと思います。

 

まずは下の図をご覧下さい。

コンビニシェアグラフ

出典:業界動向SEARCH.COM

業界動向SEACH.COMによると、売上高からみて2位のローソンと大差をつけ、セブンがシェア1位だということがわかります。

一方、ローソンとファミリーマートだと約2000億円ほどしか差がなく、接戦となっているようです。シェア率からみてもセブンイレブンと組めば、知名度があがるのは間違いなしですね。

 

つぎに、店舗数の視点から見てみましょう。

全国都道府県別統計とランキングで見る県民性によると、全国に点在するセブン・ローソン・ファミリーマートの舗数が…

  1. セブンイレブン :17491軒
  2. ローソン    :11653軒
  3. ファミリーマート:11271軒

一番、店舗数が多いコンビニがセブンイレブン、つづいてローソン・ファミリーマートの順です。店舗数からみてもセブンが圧倒できな店舗数を誇っていますね。店舗数からみてもセブンとタッグを組むのが妥当でしょう。

 

では、全国のコンビニ勢力図を見てみましょう。

コンビニ勢力図

出典:全国都道府県別統計とランキングで見る県民性

この統計は2015年3月頃の統計結果をまとめたものです。都道府県ごとに、一番店舗数が多いコンビニを選び出し、それぞれのコンビ二ごとに色分けがされています。

 

これをみると関東圏と九州地方を中心にセブンイレブンがシェア1位を獲得していますね。

一方、ファミリーマートとサークルKサンクスがある程度、固まってシェア1位を獲得している状況を見ると、ローソンがファミマ+サークルKサンクスの勢いに負けつつあるようにも見えます。このままだと、シェア2位の座を奪われる可能性がありますね。

 

また、この統計をみて驚いたことに、あのセブンイレブンを差し置いて、北海道の全域をセイコーマートがシェア1位を誇っています。

セイコーマート

出典:ウィキペディア:セイコーマートより

どのコンビニもセイコーマートとタッグを組むことが今後の企業活動に大きな鍵となると思います。シェア率からみても、セブンとセイコーマートがタッグを組めば、他のコンビニをさらに圧倒できます。

 

しかし、ファミリーマートがサークルKなどと共同していることから、ファミマと組む可能性も十分あると思います。今後の動向に注目ですね。

 


水素ステーションの今後の課題


さいごに、水素ステーションの今後の課題について考えてみたいと思います。

suiso

出典:http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-1136.html

 

まず、運営状況から考えると、どうやって「水素自動車の販売数を増やすか」がポイントになると思います。調べてみると、水素ステーションの利用状況は1日平均10台くらいだそうです。

 

その状況から考えると維持管理コストを回収できるほど、利益がでていないのではないか?そう考えています。たしかに、どの車メーカーをみても、水素自動車の価格は700万円ほどします。高級車並みの価格になってしまうのも、販売数に影響が出ているのだと考えます。

 

 

まずは自動車の販売価格を下げるために、よりコストのかからない燃料電池の開発が先決だと思います。販売価格が普通車くらいになれば、購入を考えるひとも出てくると思います。

普及率が高まれば、それだけ水素ステーションの需要が高くなるはずです。

 

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